「ウィズコロナ」の学校生活、冊子で指導法紹介(産経新聞)

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 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の全面解除から25日で1カ月を迎える。通常の時間割の授業が徐々に再開されている教育現場では、学校での「新しい生活様式」の模索が続く。「音楽の授業では管楽器ではなく打楽器を」「誰もが感染リスクを持っていることを教える」-。各教育委員会はこうした指針をまとめた冊子を配布するなどして、試行錯誤を重ねる教員を支援している。  埼玉県三郷市教育委員会は、学校生活での感染対策を示した教員向け冊子「学校生活再開における留意点」を作成し、市立小中学校に配布した。  飛沫(ひまつ)感染を防ぐため、音楽の授業ではリコーダーや鍵盤ハーモニカなどは使わず、手拍子を使った「ボディーパーカッション」や打楽器を使うことを求めた。体育に関しては、大人数が触れ合うマットや跳び箱は避け、陸上競技などの個人競技を推奨している。  市内の小学校の男性教諭は、冊子について「現場レベルでの判断には限界があるので具体的に指示してもらえるのはとても助かる」と話す。  感染の広がりによって、子供たちの間で差別や偏見が惹起(じゃっき)される可能性もある。  さいたま市教育委員会は、こうした問題に関する指導法を盛り込んだ全10ページの「手引き」をまとめた。  例えば、せき込んだ子供に対し他の子供が感染の疑いを持った場合は、担任が「誰もが感染リスクを持っていることを伝える」などと記している。  市教委人権教育推進室の担当者は「特殊な状況では人間関係もギスギスしがちだ。子供たちには、ソーシャルディスタンス(社会的距離)は保っても心の距離は近づけて、楽しい学校生活を送ってほしい」と話した。 (竹之内秀介)

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(2020/06/24)