阪神ボーアは打撃手袋を試してみたら?/大石大二郎(日刊スポーツ)

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<ヤクルト6-1阪神>◇24日◇神宮 ボーアの不振の理由にタイミングの取り方が悪いと指摘する声もあるが、私はそう悪くはないと思う。むしろ問題はヘッドが走らず、バットコントロールがうまくいってないことにあるのでは、と見ている。 【写真】来日初安打を放ったボーアは記念球を要求 ボーアの特徴は、現代の日本野球では珍しい素手打ちだ。でも日本は米国と違って湿気が多い。手ににじむ汗で微妙に手元が狂い、インパクトの時に思ったところにバットをもってこれていないのではないか。 対策として、日本でプレーする打者のほとんどが革手袋をつけている。滑り止めの役割で、手とグリップが一体になる。ヘッドが走り、イメージした通りに力を伝えることができる。ボーアも素手感覚を大事にしたい思いは分かるが、一度試してみてはどうだろう。 しっかりロックさせるために両手の装着が理想だが、右投げなので利き手の右1つからでもいい。当然、違和感もあるだろうが、1日でフォームやタイミングはなかなか変えられない。即効性があるかも知れないし、何かが変わるかも知れない。梅雨時から夏場に向けてもっと汗をかき、手が滑ることも予想される。 打線はこの日も併殺打の間に取った1点だけで、開幕から1勝4敗で最下位に沈む。1番近本、3番糸井、4番マルテ、5番福留の並びはベストだろうし、やはりキーマンは6番のボーアになる。巨人戦もそうだが、1本打っていれば勝ち負けが逆になっていそうな場面が数多くあった。チームメートもガックリくるし、打線全体に与えている悪い影響は大きいと思う。 この日出た初安打をどうプラスにつなげられるか。明日、あさっての打席が大事になる。ここで打てないようだと本人もなえるし、ベンチも大山やサンズらに代えざるを得ないだろう。ボーアが打てばチーム成績も上がっていくだろうが、打たなければ厳しい戦いが続く。勝っていれば我慢できるが、他球団に取り残されないためにも、早い手当てが必要になってくる。(日刊スポーツ評論家)

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(2020/06/24)