広島九里が感謝の今季初勝利、7回自責0巨人止めた(日刊スポーツ)

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<巨人1-5広島>◇24日◇東京ドーム 巨人を止めた。広島九里亜蓮投手(28)が7回118球、2安打9奪三振1失点(自責ゼロ)の力投で今季初勝利を挙げた。序盤から援護点をもらい、快調に飛ばした。味方の失策から失点しても崩れない。繊細さと大胆さを共存させた投球で巨人打線を封じて、チームの連敗も2で止めた。 【写真】巨人に勝利した広島九里(左)は佐々岡監督と笑顔でエアータッチ   ◇    ◇    ◇ 中堅への大きな飛球を、背走した西川がつかむと、マウンド下にいた九里は雄たけびをあげた。立ち上がりから開幕4連勝中だった巨人を相手に両サイドへ丁寧に投げ分けながら、ときには大胆に内角を突いた。7回まで118球を要したものの、9三振を奪い、1失点に抑えた。自身の開幕戦で好投を演じ、今季初勝利で巨人の連勝も止めた。 「1つ1つのアウトをしっかり取れるように意識して上がった。センターの(西川)龍馬をはじめしっかり守ってくれて、この結果になりました」 1回から援護点をもらうと、その裏2者連続三振から滑り出した。その後も打線の援護を背に、思い切り右腕を振った。3回に三塁打から味方の失策で1点を返されるも、踏ん張った。巨人打線の鍵を握る坂本、丸、岡本を3人で1安打に封じ、4奪三振。回を重ねるごとにマウンドで気迫があふれるようになった。球数が100球を超えた7回。無死二塁から2四球が絡んで招いた2死満塁も、魂を込めた最後の1球が中堅フェンス前で打球の勢いを失速させた。 当初開幕予定だった3月20日目前に1軍再昇格し、調整期間も先発枠を争う立場に置かれた。だが、3年連続8勝以上の自負がある。感情は胸にしまい、実戦で結果を求め、シーズンもしっかりと見据えた。迎えた今季初登板で見事に連敗ストッパーとなった。 佐々岡監督は「逆に良すぎて怖いものがあった。球自体も強く、いい球を投げていた。気合が入っていた。初回からしっかり腕を振ってくれた」と賛辞を送った。好発進にも九里は足元を見つめる。「ゴロを打たせて取れるように。(そうすれば)長い回を投げられる」。結果を積み重ねて信頼を勝ち取り、先発の柱を目指していく。【前原淳】

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(2020/06/24)