新型コロナ下水調べて察知~北九州市で実験(RKB毎日放送)

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第2波、第3波に備えた動きです。 今、国の内外で注目されているのが、家庭から排出される下水です。 下水に含まれる新型コロナウイルスの量を調べることで、流行や終息の兆しをいち早く察知する実験が、北九州市でも始まりました。 ●尾川真一記者 「ここに流れ込んでくる排水を調べることで新型コロナウイルスの感染拡大防止につながる可能性があります」 実験は北九州市小倉北区にある下水処理施設で行われ、24日朝、水道局の職員が1リットルほどの排水をボトルにくみ上げました。 ●北九州市下水道部水質管理課佐藤健司課長 「秋に第2波、3波が懸念される中、未然に防ぐ新しい研究で協力する意義がある」 新型コロナウイルスをめぐっては、感染した人のふん便にもウイルスが残ることが報告されています。 国内では、富山県立大学と金沢大学の研究チームが先週、下水から新型コロナウイルスを初めて検出。 全国の専門家チームが、効率的な検出方法を研究しています。 ●日本水環境学会専門家チーム本多了幹事長 「下水中のウイルスを濃縮してそこから遺伝子を抽出し、いわゆるPCR検査というもので検査する」 アメリカのイェール大学の研究では、下水のウイルスの量とその地域の流行に高い関連性があることが分かっています。 さらに下水を使った調査では、発症前でもウイルスを検出できることから、無症状の感染者が増えている段階でいち早く対応できる可能性があります。 下水の採取は、東京都や大阪府など全国の25の自治体で行われ、今年9月ごろに分析が始まることになっています。 この下水からウイルスの流行を察知する取り組み、全国各地の大学教授ら16人の専門家チームが、25の自治体などと連携して行っています。 北九州市はこの研究に協力したという位置づけです。

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(2020/06/24)