小樽市「昼カラ」集団感染 店に窓なし… 北海道(HBCニュース)

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「9名の新型コロナウイルスの感染者の発生が確認されました。今後の市内における感染拡大について、大変大きな危機感を抱いておりますことから、私から公表させていただきます」(小樽市・迫俊哉市長) 新型コロナウイルスで新たなクラスターの発生です。 小樽市は、昼にカラオケを楽しむいわゆる「昼カラ」で9人が感染したと発表しました。 感染したのは小樽の繁華街・花園地区にあるスナックのオーナーと、7人の客、そして客と同居していた家族です。 この「昼カラ」の店では、今月1日と8日、15日にカラオケサークルが開かれていて、感染した客7人が参加していました。サークルには、このほかに4人が参加していましたが、いずれも陰性が確認されたということです。 店内の状況もわかってきました。店を知る人によりますと、広さは10坪ほどで、カウンターとソファーが置かれているといいます。出入り口は1つで、窓はなかったということです。 「換気も行っていた、ドアを開けていた。お客さんにもマスクの着用を促していたけれども、している人としていない人がいた」(小樽市保健所・田中宏之医療業務担当部長) 札幌では、先月下旬ごろから、「昼カラ」で、60人の感染が確認されています。しかし小樽市は、「昼カラ」に向けた特別な対策は行っていませんでした。 店の利用客やその家族など、濃厚接触者は数十人にのぼるとみられ、小樽市は行動歴などを調査しています。 小樽では、およそ1か月半にわたり感染者の発表はありませんでした。人の流れが戻りつつある中でのクラスターの発生に、観光地では不安が広がっています。 「これから観光シーズンに入って来るので、ちょっと残念だと思う」「人を集めるのもよく思われない状況なので、この状況でうまくやっていくしかない」(商店街で)  商店街では、8割以上の店が営業を再開しましたが、売り上げは、以前の1割ほどにとどまっているといいます。 「(観光地として)北海道を選んでもらうためには、北海道が安心・安全である必要がある、まだ感染者がおさまっていない状況では、観光の出足に水を差す。これ以上の広がりがないように、対策できたらと思ってます」(小樽堺町通り商店街振興組合・簑谷和臣事務局長) 社会経済活動が本格的に動き始めた中で判明した新たなクラスター。感染防止との両立に向けた模索が続きます。

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(2020/06/24)