金・原油も投資対象としてみてみれば(ファイナンシャルフィールド)

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2020年4月20日にWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物5月限が史上初のマイナス、翌21日には6月限が6ドル台へと暴落したかと思うと終値14ドル台に戻すという荒い値動きを示し、日ごろ原油相場は関係ないと思う人も「何かすごいことになっている」と感じられたと思います。 少し説明を加えておくと、原油先物市場では同じ原油でも、取引の期限であたかも違う商品のように取り扱われます。そして期近物(きぢかもの:最初に取引の期限を迎える銘柄のこと)の取引の期限が来ると、次の取引期限の価格に変わっていきます。 今回報じられたのは、5月に取引の最終を迎える銘柄の値が前日から1バレル55.9ドル下落して、マイナス37.63ドルにまで落ち込んだことです。 特に午後からの下げはきつく、10分ごとに1ドル下落するような下げでした。この理由は、(1)経済活動がストップして、需要が落ち込んだため、原油を貯蔵しておく場所がもうない、という実質的な理由からの下落だったのです。 しかし、仮に需要が低迷したままでも、生産をやめるにやめられない(やめてしまえば生産者は銀行借り入れの利子すら返済できない)という事情からますます需供バランスが崩れたという背景。 さらに、(2)新型コロナの感染拡大によって原油の需要が落ち込んだままだと懸念した原油の生産者が、先物をあらかじめ売ってリスクを回避しようという動きが出た。 そして(3)、このような状況にもかかわらず、産油国の中でOPEC(石油輸出国機構)に加盟している国とそうでない非OPEC諸国の間での、原油価格急落に対する措置が講じられなかった。これら3つが主な理由です。

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(2020/06/24)