JTB、1400億円を調達 仮想旅行の新事業も注力(産経新聞)

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 JTBの次期社長に内定している山北栄二郎常務執行役員は24日、産経新聞などのインタビューに応じ、新型コロナウイルスによる事業運営への悪影響を踏まえ、4月末に金融機関から融資枠を含めて1400億円の資金を調達したことを明らかにした。一方、新型コロナで旅行需要が減少する中、バーチャル(仮想)旅行体験の新事業にも注力する考えを示した。山北氏は30日の株主総会後に正式に社長に就任する。  JTBは令和2年3月期決算で営業利益が前期比78%減となるなど新型コロナの影響が直撃。現金などの流動資産は前年度比で約15%減り、約4300億円となった。山北氏は銀行からの800億円の借り入れと600億円の融資枠の設定で、「4月末に1400億円を確保した」と述べた。  一方、山北氏は同社が確保している熟練ガイドが遠隔地にいる顧客に対して、オンラインで観光地などを案内する仮想旅行を年内にも始めたい意向を示した。「テクノロジーの優れた企業とパートナーシップの中でやっていく」という。仮想旅行後には実際に足を運んでもらう狙いで、「リアル(の旅行)がなくなることはない」とも強調した。  新型コロナをめぐっては、国内旅行以上に訪日客の回復は時間がかかると予想されている。山北氏は、「日本がフランスのように年間8千万人の旅行者を受け入れるためには訪日客に対する感染対策のガイドラインが必要」と指摘している。

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(2020/06/24)