ソフトバンク11与四球3連敗「申し訳ない」監督(日刊スポーツ)

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<西武11-3ソフトバンク>◇23日◇メットライフドーム ソフトバンク工藤公康監督(57)が、屈辱を味わった。2年連続リーグVをさらわれた宿敵西武との今季初対決で、11失点の完敗。期待の助っ人左腕ムーアが満塁弾を浴びるなど、4回7安打6失点で大敗への流れを作ってしまった。工藤ホークスでは「最短」となる開幕4戦目での3連敗。11四球を与えた投手陣の制球難を反省し、悪い流れを断ち切る。 【写真】3回裏西武1死一塁、外崎の投前打をファンブルするムーア    ◇   ◇   ◇ マスクの奥で、唇をかみしめていたに違いない。宿敵との今季初戦で、工藤監督が屈辱を味わった。西武打線に11安打され、11失点。送り出した投手陣が次々に打ち込まれ、西武に完敗した。15年からホークスの指揮を執る工藤監督にとって、開幕4戦目にして3連敗を喫するのは「シーズン最短」。リーグ優勝2度、3年連続日本一を誇る工藤ホークスが、開幕でつまずいた。 大きな期待をかけて、マウンドに送ったはずだった。メジャー通算54勝の助っ人左腕ムーアが、2回に西武スパンジェンバーグに満塁弾を浴びた。21日ロッテ戦で新人初登板初対戦打者に満塁弾を浴びた津森に続いて、2戦連続。東浜とともに「先発陣を引っ張ってもらいたい」と軸に指名していた左腕が打ち込まれた。「初登板というのもあったのか、首を振ることもあった。もう1回(捕手と)すりあわせするなど、次はしっかりリベンジにつながるようにやってほしい」。4回6失点降板は「想定外」だった。 敵地での西武戦は、クライマックスシリーズでは強いが、リーグ戦では力を発揮できない。この日登板した4投手が11与四球。「四球については、すみません。打たれるのはこっち(監督)の責任だから、と話はしていたんですが…。テレビの前で応援してくれているファンにも申し訳ありませんと言いたい」。打者との勝負の前に「負けて」いた投手陣に奮起を促した。 敗戦後、ミーティングを開いた。「明日(24日)から気持ちを切り替えていきます」。試合後の最後のコメントに、巻き返しへの思いが込められていた。昨年、3年連続日本一の喜びの中、工藤監督、選手らは「リーグ優勝ができなかったので素直に喜べない」と口々に言っていた。敗戦のショックは大きいが、今季にかけるリベンジへの思いは、こんなことで消えはしない。【浦田由紀夫】

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(2020/06/23)