兪明希・通商交渉本部長がWTO事務局長選出馬、勝利の可能性は?(朝鮮日報日本語版)

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 産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長が23日、世界貿易機関(WTO)の事務局長選に出馬することを明らかにした。兪氏は24日に記者会見を開き、出馬を公式に宣言する予定だ。  WTOは貿易の自由化を通じた世界経済の発展を促すために1995年に発足した国際機関だ。現在は164か国・地域が加盟している。しかし最近、米国が保護貿易主義を強化してWTOの制裁を無力化しており、今回の事務局長選はWTOの地位を立て直すための重要な契機となる見通しだ。国際的な通商の秩序が再編される中、事務局長に選出されれば韓国が存在感を示すチャンスとなる可能性もある。  わが政府は今回の選挙で、韓国が新型コロナウイルスの防疫模範国だという点、自由貿易主義の恩恵を豊富に受けて成長した国だという点などをアピールするとみられる。しかし、米中貿易戦争の荒波の中、WTOの事務局長は米中の間で適切な仲裁の役割を求められる可能性がある。このような状況で兪氏が多数の加盟国・地域の信頼と支持を得ることができなければ、韓国がWTO事務局長の座を獲得するのは容易ではないとの見方も出ている。  兪明希氏はソウル大学英文科を卒業後に行政高試(公務員試験)に合格し、事務官時代から通商分野を担当してきた。国内でも有数の通商専門家の一人で、昨年2月から通商交渉本部長を務めている。  韓国にとってWTO事務局長への挑戦は3度目だ。前回の事務局長選があった2012年末には朴泰鎬(パク・テホ)通商交渉本部長(当時)が出馬し、このときは最終的に9人が立候補した。朴泰鎬氏は2段階目まで進出したが3段階目で落選した。1994年には当時のキム・チョルス商工部長官が挑戦したが、イタリアのレナート・ルジェロ通商長官に敗れ、事務次長に任命された。  先月、WTOのロベルト・アゼベド事務局長が辞任を表明したことに伴い、後任選びが本格化した。今月8日から来月8日までが候補登録期間で、現時点で4人が登録を済ませた。メキシコのヘスス・セアデ外務次官(北米担当)、ナイジェリアのンゴジ・オコンジョ・イウェアラ氏(GAVI〈ワクチンと予防接種のための世界同盟〉理事長)、エジプトの外交部出身弁護士ハミド・マムドゥ氏、モルドバのトゥドル・ウリアノブスキ元駐ジュネーブ大使が立候補を表明している。欧州連合(EU)フィル・ホーガン欧州委員(通商政

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(2020/06/23)