【トヨタ超えて世界一】テスラの時価総額、約20兆円越え 課題は未だ多く(AUTOCAR JAPAN)
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text:Jim Holder(ジム・ホルダー)
6月10日、テスラの時価総額が約20兆円に達し、世界で最も価値のある自動車メーカーとなった。
【写真】テスラ・モデルS、モデル3、モデルX、モデルY【ラインナップ4車種】 (103枚)
この激動の時代に、投資家はかつてないほどテスラを支持し、トヨタやフォルクスワーゲン・グループを追い越したのである。
テスラは過去17年間の生産台数が100万台を超えたばかりで、通期決算では一度も利益を見たことがない。
品質に関する苦情やアフターセールスの問題(減少しつつある)、さらには半自動運転技術オートパイロットに関する疑問など、不安要素は枚挙にいとまがない。
それでも、テスラに対する投資家の期待値は揺るがなかった。
いわゆる専門家たちはここ数日、テスラのめくるめくような評価を正当化しようと、同社の優位性をアピールしてきた。
先進的なバッテリー技術、世界的な信頼性の高さ、売れ行きの好調な4車種のラインアップなど、彼らはあらゆるトピックを引き合いに出している。
しかし、正確な事実は何もないのに、株式仲買人が熱を上げているだけではないかという疑問もある。
これは批判ではない。
古参の自動車メーカーには、テスラと同等の性能を持つEVを作ることができない合理的な理由は存在しない。しかし、明らかに後れを取っている。
株式市場に上場するリスクはあまりにも明白であるが(アストン マーティンのように)、テスラは先手を打って素早く動いたことで、EV市場の主導権を握ったのである。