独自CPUで「Macを劇的に変える」アップルの新戦略を読む…自社半導体移行とUI刷新に隠れた意図(BUSINESS INSIDER JAPAN)
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まずは、今回の発表内容を確認しておきたい。アップルがMacに関して発表したのは、2つの基本方針だ。
ひとつ目は、macOSを「macOS Big Sur」にアップデートすることだ。
2020年の秋に正式公開になるこのバージョンは、アップルが「Mac OS X発表以来の大きな刷新」と呼ぶものだ。Mac OS Xは2001年に正式版が発売されて以降、アップルの基幹OSであり続けたものだ。「X(テン)」という数字が示すように、バージョン番号は「10」。19年にわたり、小数点以下の末尾の数字が増え続けてきた。2016年以降は「macOS」が正式名称になってバージョン番号は表に出なくなったが、それでも内部的なバージョン番号は「10」から始まっていた。
それが「Big Sur」ではついに「11」になった。
もちろん数字が上がっただけではない。ユーザーインターフェースやデザイン、各種設定の方法などを大幅に変更し、今までとは大きく印象が変わった。
変更した理由は、より使いやすく今日的なデザインにする、ということもあるが、iPhone用OSである「iOS」やiPad用OSの「iPadOS」とデザインテイストや操作用ボタンなどの体裁を統一し、より親和性を高める、という狙いがある。実際、iOSの新バージョン「iOS14」で導入される「ウィジェット」などの機能は、macOS Big Surでも導入される。