【宝塚記念】サートゥルナーリアの「猛暑不安説」を追跡(東スポWeb)

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【宝塚記念(日曜=28日、阪神芝内2200メートル)角居厩舎番の松浪が直撃】JRA上半期の総決算は、レース史上最多のGI馬8頭が参戦する第61回宝塚記念。サマーグランプリの主役候補は9戦6勝の皐月賞馬サートゥルナーリアでその非凡な素質は誰もが認めるところだが、常に不安材料も…。「左回りはダメ」という疑惑を前走で払拭した今回は「暑さは超苦手」。角居厩舎番として長く“密”な取材を続けてきた松浪大樹記者がサートゥルナーリアの「真実」に迫った。  新型コロナウイルスの影響で海外遠征が消滅し、例年よりも豪華なメンバーになった今年の宝塚記念。だが、現役最強を目指すサートゥルナーリアの陣営は相手関係をあまり気にしていない。過去最高と思えた神戸新聞杯以上に順調な調整過程を証明した1週前追い切り(17日の栗東ウッドでルメールを背にしたサートゥルナーリアは6ハロン79・9―37・2―11・3秒。前を行く自厩舎の併せ馬との差を一気に詰め、直線は突き抜けた。軸のぶれないフットワークは素晴らしいの一語)の素晴らしい動き。大好きな右手前でコーナーを走れる右回りにコースも替わる。馬なりのままで位置を押し上げ、直線を待たずに一気に突き放す――個人的にはそんなイメージを持っているほどだ。  だが、初夏のグランプリは単純な能力差だけでは押し切れない。例えば2強対決に沸いた1999年(スペシャルウィークが4角先頭から押し切りVを狙うところを、同馬マークのグラスワンダーが上がり最速35秒1で一気に差し切って3馬身差をつけた)。単勝オッズ1・5倍の支持を受けたスペシャルウィークは暑さに弱く、グラスワンダーの末脚をしのげるだけのパワーが残っていなかった。30度を超える気温との闘いも大事なポイントと考えた時、思い出すのは1年前のダービー前日。決戦の地へ出発する同馬を栗東トレセンで見送った記者に角居調教師は「ウオッカ(2007年)の勝ったダービーも暑い一日だった」とポツリ。もちろん、それは勝利を意識してのものだったろうが、ロードカナロア産駒は暑さに弱い。そんな認識を持っていた記者にとってはネガティブな予言だった。 「カナロア自身が暑さに弱く、それが2年連続でセントウルS(12、13年=ともに2着)を取りこぼした理由になっているんですけど、産駒にもその傾向が伝わっているように思うんです。ダノンスマッシュを(一

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(2020/06/23)