JR東海 リニアは「着実に進める」/川勝知事 悪影響なら決して認めない (静岡県)(静岡放送(SBS))

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 JR東海は、6月23日株主総会を開きました。2027年の開業が難しくなっているリニア中央新幹線について、JR東海は「着実に進める」と強調しました。  JR東海が名古屋市で開いた株主総会には、198人の株主が訪れました。リニア工事を巡っては、静岡県が大井川の水への影響を懸念して工事を認めず、南アルプスを貫くトンネルの静岡工区が着工できていません。23日の株主総会で、JR東海の宇野護副社長は、「地域の理解を得ながら着実に進める」と強調しました。また、巣山芳樹副社長は、「リニアは日本にとって、不可欠なプロジェクトだ」と株主に訴えました。JR東海の金子慎社長はこれまで、6月中に準備工事に入れなければ、2027年の開業は困難との認識を示していますが、静岡県は認めない姿勢を崩していません。 <参加した株主>「株主としては、是非推進していただきたい。ほぼ全員が推進をお願いして、JR東海も全力を挙げると回答した」、「大井川の方々の意見もあると思うので、遅れることは仕方がないと思うが、無事解決して、早期に着工して開通していただくことが望み」  川勝知事と金子社長のトップ会談は、6月26日金曜日です。  一方の川勝知事は、23日県議会に出席し、リニア中央新幹線について、議員からの質問を受けました。 <自民改革会議 野田治久議員>「大井川の水資源、南アルプスの自然環境への影響を回避すること、流域住民の十分な理解を得ることは大前提ですが、一方で、リニア中央新幹線整備の議論が、いつまでも停滞することは望ましいことではありません。リニア中央新幹線整備について、国の有識者会議の議論を踏まえ、今後どのような着地点を見据えて対応していくのか、改めて知事の見解を伺います」 <川勝知事>「私は、リニア中央新幹線整備そのものに反対しているわけではありません。しかし、流域市町の生活、経済活動に必要不可欠な命の水である大井川の水資源、ユネスコエコパークに登録されている、世界に誇る南アルプスの貴重な自然環境に悪影響を及ぼすということであれば、これを決して認めることはありません」  さらに知事は、この問題の着地点について次のように述べました。 <川勝知事>「リニア中央新幹線整備と、大井川の水資源や南アルプスの自然環境の保全、この両立が科学的に確認され、大井川流域市町、利水関係者はじめ県民のみなさまのご理解を得

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(2020/06/23)