BC新潟が初勝利 小野8回0封「出せる力を全力」(日刊スポーツ)

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<ルートインBCリーグ:新潟1-0福島>◇23日◇エコスタ 新潟アルビレックスベースボールクラブ(BC)は福島を1-0の0封で下し、開幕3戦目で今季初勝利を挙げた。先発の小野竜世投手(24)が8イニングを散発3安打の無失点に抑え、勝利の立役者になった。虎の子の1点は3回裏無死満塁の場面で、内藤晃裕内野手(24)が中堅へ犠飛を放ち、もぎ取った。 【写真】3回裏無死満塁、中犠飛を放つ内藤    ◇   ◇   ◇ 開幕3戦目でチームは未勝利。緊張を強いられるマウンドだったが、小野の全身からは余分な力が抜けていた。初回の立ち上がりで自分のコンディションを冷静に把握した。「腕を振っても球が走っていない。『どう打たすか、どう振らすか』を考えて投げた」。そんなリラックス投法が功を奏した。ストレートの最速は141キロ。いつもは7割がストレートの“押す投球”が持ち味だが、この日は5割が変化球。8回を投げ3安打無失点。スプリットを有効にちりばめ、奪った6三振のうち「真っすぐで奪ったのは、ボクの記憶の中では1個」と振り返った。 清水章夫監督(44)は「1-0で勝つのがボクは1番好き。チーム力はある」と話した。指揮官が最も好む厳しい展開で最も踏ん張ったのが小野だった。6回終了時には「どうする?」と清水監督に聞かれたが小野は「まだまだ行けます」と即答。7回には味方が無死満塁のチャンスをつぶしたが動揺しなかった。「野手が打てなかったら、投げて守る。流れを作ろうと思った」と心は常に平静を保っていた。 先頭打者の出塁を許さない。低めにボールを集める丁寧な投球に徹した。3、6、8回には得点圏に走者を許したが、力が入る場面でもリラックス。三塁は1度も踏ませなかった。24歳と若いが、10人いる投手陣で最年長タイ。「手本になる投球をしたかった」と語り「(今季未勝利の中での先発に)特別な思いはなかった。今、出せる力を全力で出す。負けたら今までの練習が足りなかった、ということ」と、マウンドで練習の成果を出しきることだけを考えていた。小野の好投で今季初勝利を挙げた新潟が今シーズンの第1歩を踏み出した【涌井幹雄】 ○…主将のバットが貴重な1点をもたらした。0-0の3回裏無死満塁。内藤の中犠飛で決勝点。内藤は「勝ったのでOK。(得点の場面も)あそこだけで言えば、まあまあOK」と振り返ったが、今季初勝

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(2020/06/23)