コロナ拡大中にもし災害が起こったら…避難所での感染防止は? 北海道恵庭市(HBCニュース)

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 限られた空間に多くの人が集まり「3密」が予想される災害時の避難所。新型コロナウイルスの感染拡大をどう防止するのか、自治体も悩んでいます。  21日、道は恵庭の中学校を災害時の避難所に見立てて新型コロナウイルスの感染防止対策を検証しました。  「この空間が寝るための場所だけではないということです。生活をするための場所をそろえなければいけません」(日本赤十字北海道看護大学・根本昌宏教授)  新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、道は、自治体が避難所を運営する際の、基本的な手順などを示した「避難所マニュアル」を先月、改訂しています。今回は、このマニュアルに沿い、専門家の指導も受けながら「3密」を、どう回避するかを確認しました。  「こちらで検温をおこないます」「おでこをだしてください」(道職員)  今までの避難所と大きく変わったのは「入り口」です。はじめに、避難してきた人の、体温や体調を確認します。発熱などの症状がある人は、専用スペースへ移動。症状のない人と動線を分け、感染の拡大を予防します。滞在する体育館などには、段ボールベッドを設置する効果も強調します。  「重要なことは、この上で寝ることで、ほこりを吸いにくくなる、せきがでにくくなるということをきちんとわかっていただく」  「寝ているときのほうがせきが出やすいです。ですので、このように1人目と2人目の方で頭の位置をクロスさせるようにしています」(日本赤十字北海道看護大学・根本昌宏教授)  また、ベッドに座ったさいの口元より高くなる、140センチ以上の間仕切りを設置することで、飛沫感染を防止する効果が得られます。そして、「コロナ時代」の避難所は、どの場所も常に換気できる状態を整えておかなければなりません。  「図面で行っているのと、実際に動いてみるのとでは、変わるということがよくわかりました」(北海道危機対策課・高見里佳防災教育担当課長)  避難所で「人と人の距離」を確保することで、より多くのスペースが必要となり、同時に「マンパワー」も必要となります。根本教授は、近隣の市町村が協力しあうことが大事だと話します。  「避難所を少し増やすということと、増やせば人材が必要になるので、その人材の確保も留意いただきながら、バランスのとれた災害避難の計画を、是非、ご立案いただきたい」(日本赤十字北海道看護大学

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(2020/06/23)