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　将棋の最年少棋士・藤井聡太七段（17）が6月23日、王位戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢二冠（27）と対局中だ。本局の勝者は木村一基王位（47）への挑戦権を獲得。両者とも持ち時間が1時間を切り、いよいよ佳境へと向かっている。 【画像】いつも通り初手の前にお茶を飲む藤井聡太七段 　藤井七段は、4日に行われたヒューリック杯棋聖戦の挑戦者決定戦で、本局と同じ永瀬二冠に勝利し、最年少タイトル挑戦記録を更新。現在は、最年少でのタイトル獲得を目指し、渡辺明棋聖（棋王、王将、36）と五番勝負の真っ最中だ。 　棋聖戦は7月中、王位戦は9月中に番勝負を終える日程になっており、7月19日に18歳の誕生日を迎える藤井七段は、どちらのタイトルでも獲得すれば、屋敷伸之九段（48）が持つ18歳6カ月の最年少記録を更新できる。 　対戦相手の永瀬二冠とはVS（1対1の練習将棋）をする仲でもあり、プロ将棋界初の団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」においては、チームメイトとしてともに優勝を目指して戦っている。切磋琢磨に成長を続ける両者の対決は今回が2度目。藤井二冠が一気に二冠の可能性を高めるか、永瀬二冠が自己最多となる三冠へのチャンスを得るか。 　本局の持ち時間は各4時間で、先手は藤井七段。戦型は角換わりから始まり、午後5時30分の時点での形勢は互角。中盤には藤井七段がプロ入り後、最長となる1時間36分の大長考をする場面もあった。 【午後5時30分時点での残り持ち時間】 永瀬拓矢二冠　57分（消費3時間3分）　藤井聡太七段　38分（消費3時間22分）

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(2020/06/23)