「恥ずかしい行為だ」シティ戦の人種差別バナー騒動をバーンリーが陳謝。主将は怒りが収まらず…(SOCCER DIGEST Web)

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 困難な闘いであることを痛感させる出来事だ。  現地時間6月22日のプレミアリーグ第30節、マンチェスター・シティ対バーンリーの試合開始直後、エティハド・スタジアムの上空を飛ぶ飛行機がひとつのバナーを掲げた。英公共放送『BBC』が報じている。 【写真】スタジアムの上空を横切った飛行機が掲げた、問題のバナーはこちら  書かれていたのは「White lives matter Burnley」。世界中で人種差別と闘う人々の「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」キャンペーンに反する「バーンリーでは白人の命が大切」という横断幕だ。  米国ミネアポリスでジョージ・フロイドさんが首を警官にひざで圧迫されて亡くなった事件以降、アメリカだけでなく世界中で「BLM」運動を訴える声が大きくなっている。  プレミアリーグでも、チームがひざをついて連帯を示し、背中のネームにも「Black Lives Matter」が刻まれるようになった。にもかかわらず、バーンリーの名前で人種差別との闘いに反する趣旨のバナーが掲げられ、クラブと選手たちは怒りを露にしている。  クラブは公式声明で「プレミアリーグとシティ、BLMを支えるすべての人に謝罪する」と陳謝。今回の行動を厳しく糾弾し、実行者を警察と協力して特定したのち、一生涯の入場禁止処分を科すと発表した。  バーンリー主将のベン・ミーは、『BBC Radio 5 Live』で「そういうファンはサッカーにふさわしくない。僕たちは恥ずかしく思っている。きまり悪いよ」と嘆いている。 「サポーターのうちの少数のことだ。大多数のファンはそういうことから距離を置いていると分かっている。空にあれを見て、僕らに大きな影響を及ぼしたのは確かだ。クラブの名前があったことを恥ずかしく思っている。まったく僕らのクラブに属さないことだ」  人種差別との闘いを支持するシティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、400年にわたる差別を1週間で撲滅することはできないとしたうえで、「我々はその状況を変えていく」と訴えた。 「我々には時間が必要だ。人種差別はまだそこにある。我々は毎日闘い、悪いことを糾弾していかなければならない」  少しでもその必要な時間が短くなるのを願うばかりだ。 構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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(2020/06/23)