命さえあれば後で立て直しできる/あのときの一言(日刊スポーツ)

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<サッカー、あのときの一言~42> Jリーグは6月27日のJ2再開とJ3開幕、7月4日のJ1再開を発表しました。約4カ月ぶりに迎えるその時を前に、日刊スポーツでは歴代のJリーグの選手、監督、関係者らから生まれた言葉をピックアップ。あの日、あのときの印象的なシーンを振り返ります。 【写真】オンラインで会見をする日本サッカー協会の田嶋幸三会長 日本サッカー協会(JFA)田嶋幸三会長「命さえあれば後で経済の立て直し、サッカーの立て直し、何だってできる。亡くなってしまったら何もできなくなるということを忘れてはいけない」 3月17日夕方、JFAから田嶋会長が新型コロナウイルスに感染したことが発表された。田嶋会長は肺炎の症状もあり、前日から入院。当時は感染者数が増加していく最中で、医療従事者が新型ウイルスの恐怖と戦いながらも懸命に働く姿を、病床で目の当たりにした。治療の末、4月2日に退院。すぐさま報道陣とのオンライン取材に応じた。 謝罪から始まった会見は、感染の経緯説明にとどまらず、感染者として入院した者だからこその提言、新型コロナの影響で活動が止まっているサッカー界の救済など、話題は多岐に及んだ。だが、どの話にも「これ以上、感染者を生まないためにはどうすればいいか」という切実な思いが根づいていた。 「命さえあれば後で経済の立て直し、サッカーの立て直し、何だってできる。亡くなってしまったら何もできなくなるということを忘れてはいけない」。 未知のウイルスに襲われて生命の危機を感じた田嶋会長だからこその本心から出た言葉だった。 退院後、さらに精力的にサッカー界の立て直しに奮闘する。「新型コロナウイルス対策 JFAサッカーファミリー支援事業」を立ち上げ、新型コロナウイルスの影響により財政面で苦しむ地域クラブへの財政支援制度を開始。寄付金口座の開設、登録料の免除、今季の協会納付金(入場料収入の3%)の免除など、サッカーファミリーの先頭に立って見えざる敵と闘っている。

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(2020/06/23)