登場人物は全員裏切り者 ラブサスペンス『ギルティ』(NIKKEI STYLE)

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見どころは、衝撃的な裏切りの数々だ。第2話では、爽になついていながら、一真と関係を持っている瑠衣(中村ゆりか)の裏の顔が明らかに。「人の裏切りはなぜか気になるもの。予測したり、SNSで話題にしたくなる展開を狙っています。そして、裏切りを演じるということで、自ずとキャストのみなさんが怪演になっていく。そこにも注目してほしいです」 脚本は、『大恋愛~僕を忘れる君と』(2018年)を大石静と共に執筆した泉澤陽子がメインで担当。復讐劇の『ブラックスキャンダル』(18年)なども手掛けており、恋愛ものだけでなく、ミステリーやサスペンスにも定評がある。演出は、マンガ原作の『ラブリラン』(18年)でプロデューサーを務めた河原瑶がチーフで担当している。「不倫やドロドロした人間関係だけでなく、精神的に落ち着ける秋山とのシーンは、正統派のラブストーリーとして見られる質感にしたかったので、女性のスタッフに中心となってもらいました」 周りに裏切られ続けて、吸い寄せられるように爽は秋山のもとに行ってしまう。「応援したらいけないけれど、応援したくなる。そんな純愛的な要素がどうなるのかが、もう1つの軸となります。放送後には、公式HPの相関図を更新しますので、このドラマを楽しむヒントにしてほしいです」 (ライター 松下光恵) [日経エンタテインメント! 2020年6月号の記事を再構成]

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(2020/06/23)