【コラム】韓国、戦略的あいまい性は米中から排斥される(1)(中央日報日本語版)

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第2次世界大戦以降、世界史の流れを変えた3つの重大事件がある。米国・ソ連の超強大国対立、ソ連の崩壊、中国の浮上がそれだ。第2次大戦戦勝国の米・ソの対立は40年以上も冷戦時代をもたらした。1991年のソ連崩壊は脱冷戦と同時に米国を世界唯一の覇権国にした。 米国はロシアと中国が市場経済体制を受け入れて開放する場合、全体主義は消滅し、自由民主主義体制に転換されると考えた。しかしロシアは秘密警察の維持を通じて、中国は共産党一党独裁を通じて全体主義を維持しながら、経済発展を追求した。 特に中国は開発途上国に与えられる特恵など市場経済を自国に有利な方式で導入し、高度成長を続けた。ついに2009年には日本を抜いてG2国家に浮上し、蓄積された富を軍事革新に集中しながら、経済だけでなく軍事的にも米国を追撃している。 米国は2008年に金融危機を迎えると中国牽制論が登場し、2017年のトランプ大統領執権後、中国を競争者・修正主義者・挑戦者と表現しながら圧力と衝突が可視化した。最近は新型コロナ事態も重なり、米国人の中国に対する否定的な認識は66%を超えた。中国牽制に対する集団意識が定着しているのだ。 ◆米中に対して韓国の戦略的価値を高めるべき 米中衝突の予想シナリオは大きく3つに整理される。1つ目、米国が中国の挑戦を挫折させて覇権を維持するというもので、可能性が最も高い。2つ目、中国が米国を抜いて世界唯一の覇権国になるというもので、可能性は低い。3つ目、中国の譲歩を前提にした妥協案だ。米国の国力が中国より優れている現実を認めた、非対称二極化時代が当分は続くというもので、可能性は比較的高い。米国は覇権を認めるという名分と貿易収支の改善という実利を得て、中国は時間を稼ぎながら長期戦を通じて反転の機会を狙うだろう。 米中衝突に対応するには正確な状況認識が必要となる。1つ目は歴史的認識だ。韓半島(朝鮮半島)は周辺国の勢力の衝突と勢力の再編の時期に危機を迎えた。1592年の壬辰倭乱は鳥銃という新しい武器で武装した新興強国の日本が、従来の覇権国の明に挑戦するという名分の下で発生した。1636年の丙子胡乱は新興強国の清が従来の覇権国の明と衝突する過程で発生した。1950年の韓国戦争(朝鮮戦争)はソ連を中心にした共産主義勢力と米国を中心とした自由民主主義勢力の衝突と見ることができる。 2つ

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(2020/06/23)