直感的に遊べた『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』 DSならではの仕掛けに驚きの連続(マグミクス)

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『夢幻の砂時計』は“ペンアクションアドベンチャー“と銘打たれており、ニンテンドーDSのハード性能を活かした操作方法が組み込まれていました。  その最たるは“タッチ操作“。当時の販促CMでしきりに聞こえた「タッチで遊ぶゼルダの伝説」というフレーズ通り、リンクの操作をタッチペンで行えるようになったのです。  例えばリンクを歩かせたい場合は、進路を定めて下画面の該当箇所をタッチ。壺や石を持ち上げたい時も、対象オブジェクトを直接タッチ。さらに邪魔な敵モンスターに対しては、グルッとサークル状にペンを走らせて回転斬りをお見舞い……という具合に、ボタンを入力することなく、思いついた操作を直感的に反映させるゲーム性が形作られていました。  よりユーティリティに長けた機能として、ダンジョン攻略中に“メモを取る“ことができたのも魅力。何か手がかりを得た際、ノートやメモ帳を開くことなく、画面上へダイレクトにメモを残せるようになりました。こちらは過去シリーズになかったシステムのため、リアルタイムで遊んでいた当時、とにかく重宝した記憶があります。  こうした操作周りのゲームシステムに並び、“ニンテンドーDSだからこそ実現できたユニークな謎解き“も目白押し。筆者の脳裏を今でもよぎるのは、何度も訪れる「海王の神殿」にて直面した海図合わせ。ここではとある紋章を写すため、海図をピッタリと合わせる必要があります。  しかし、その願いは画面をジッと覗き込むだけだと成就されず。かといって、リンクを無闇に動かしても解けるものではないのです。ポイントは、プレイヤーが手に持ったニンテンドーDSの形状。このような「DSを一旦閉じて海図を合わせる」仕掛けをはじめ、本作はハード機能をふんだんに利用した興味深い謎解きに満ちあふれていました。  タッチペン操作はやや慣れを要するものの、確かに従来シリーズと一線を画すプレイフィールへ仕上がっていた『夢幻の砂時計』。本作は“ニンテンドーDSならではのゼルダ“として、発売から13年を迎えた2020年もなお、ファンの心に深く存在を根ざしています。

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(2020/06/23)