新型車は成功するとは限らない!? コンセプト変更でやらかした車3選(くるまのニュース)
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2003年に3列シートと両面スライドドアを備えたコンパクトミニバンのトヨタ「シエンタ」が発売されました。取り回しのよい大きさのボディと広い室内、使い勝手の良さでファミリー層から絶大な人気を得ます。
そして、トヨタ「パッソ」、ダイハツ「ブーン」をベースに、シエンタの実質的な後継車として、「パッソセッテ」、「ブーンルミナス」を発売。
その後しばらくはシエンタが併売されましたが、2010年にはシエンタの販売を終了します。
パッソセッテの「セッテ」とはイタリア語の「7」で、文字どおり7人乗りを表すネーミングとなっており、リアドアはヒンジドアを採用して装備も簡素化した結果、価格は149万円(消費税込)からと、戦略的な価格設定とされました。
しかし、ユーザーからはスライドドアという利便性が求められたことから、パッソセッテの販売は極端に低迷。
トヨタは異例ともいうべきシエンタの再販を決め、2011年にシエンタがマイナーチェンジするかたちで復活。パッソセッテとブーンルミナスは2012年に販売終了となりました。
なお、ブーンルミナスはマレーシアにあるダイハツとの合弁会社プロドゥアから「アルザ」という車名で生産され、現在も販売を継続しています。