MLBは選手会と遺恨残し60試合で強行開催へ…選手会は異議申し立て、21年で失効する労使協定の交渉も難航必至(中日スポーツ)
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大リーグ機構(MLB)は今季の開催について選手会と合意に至れず、60試合の開催と7月24~26日の開幕を設定するとの声明を発表した。オーナー陣による満場一致の投票で決まった。再キャンプは7月1日、各球団の本拠地でスタートする。22日、米複数メディアが報じた。
「言うまでもなく、われわれは今回の進展に失望している」とMLB。今回の決裂により、選手会が異議申し立てを行い、2021年で失効する労使協定の交渉も難航するのは決定的となった。
また、2020、21年について出場チーム数が10から16に増える拡大ポストシーズンとナ・リーグ指名打者制の導入は、ともに合意が消滅。ただし、MLBは23日米東部時間午後5時(日本時間24日午前6時)までに、以下の2項目について選手会へ返答を求めた。
(1)選手は7日以内(7月1日までに)キャンプ地に集合できるか否か
(2)選手会はMLBが定めた「健康と安全に関する手順」に合意するか否か
今回の声明発表の直前、70試合制を主張していた選手会は採決を行い、MLBが提案していた60試合制を33対5で拒否していた。