車いすバスケ、新型コロナ禍の中で続くパラ除外解除への取り組み(バスケットボールキング)

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 今回の問題が発覚したのは、今年1月。IPCが公式サイトで国際車いすバスケットボール連盟(IWBF)に対して東京パラリンピックの実施競技から除外する可能性があること、そして現段階では2024年パリパラリンピックの実施競技から除外することが決定したことを通告したことが発表された。  日本車いすバスケットボール連盟(JWBF)では、この通告の2日後には緊急理事会を開き、プロジェクトチームを発足。すぐに対象選手の精査をして説明を行い、全国の医療機関と連携しながら再評価に必要な医学的な書類作成や検査結果の提出の準備を始めている。  では、今回は何が問題とされたのか。IPCでは、03年にクラス分け戦略を公表。これに準じたクラス分けの実施を、IWBFを含めた各国際競技連盟(IF)など全関係者に対して求めてきた。さらに、15年にIPCはクラス分けの改訂版を発表。これに沿ったクラス分けの規定を各IFおよび各国パラリンピック委員会(NPC)が定め、18年までにIPCの承認が必要という方針を打ち出した。  この方針により、18年8月の時点で東京パラリンピックの正式競技である22団体のうち、車いすバスケと車いすテニスを除く20競技がIPCからの承認を受けていた。そして今年1月にIPCから通告を受けた時点では、車いすテニスはすでに承認を受けており、残るは車いすバスケのみとなっていた。  実は、障がいへの解釈の相違により、IPCとIWBFにはクラス分け規定の内容に違いがある。IPCが定めるパラリンピックに参加する要件を満たす障がいは10あり、そのうち車いすバスケに適用されるのは7つとされている。ところが、従来のIWBFのクラス分けは、これ以外の障がいが含まれていた。  つまり、IPCが定めるパラリンピックの出場資格を持たない選手が、IWBFのクラス分けでは認められている。IWBFが主催する世界選手権などでは問題ないが、IPCが主催のパラリンピックとなれば、そうはいかない。

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(2020/06/22)