卓球ナショナルチームが約2か月半ぶりに合宿を再開 伊藤美誠らが参加(スポーツ報知)
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卓球のナショナルチームの合宿が22日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で約2か月半ぶりに始まった。日本卓球協会関係者によると、伊藤美誠、平野美宇、丹羽孝希の東京五輪代表3選手を含む男女約20選手が汗を流した。期間は7月18日までで、五輪代表選手では張本智和、石川佳純が来月から合流予定。水谷隼は今合宿に関しては参加を見送る可能性があるという。
ナショナルチームの合宿は4月上旬までNTCで行われていたが、緊急事態宣言を前に解散した。練習前には選手やスタッフを集めてミーティングを開催。宮崎義仁強化本部長が「この2か月半、何もできなくて申し訳なかった」と伝え、今後に向け「みなさんと協力して、卓球の価値、選手の価値を高めていきましょう」と呼びかけ、合宿を開始した。
現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内外、トップ選手や愛好者を問わず、これまでのように競技に取り組めない状況にある。国際卓球連盟も大会などの活動を当面停止している。そうした中で、日本協会は卓球の価値を高めるため、国内の情勢を見極めながら、イベントを開催するなどして普及などにつなげる構想も描いている。さらに中国や韓国、台湾など周辺の国・地域の感染状況が落ち着いた場合は、交流大会を開催するなど、取り組みを広げていきたい考えもあるという。
また、約1か月間の合宿は日本卓球協会が策定したNTC利用再開のガイドラインに従い、感染防止対策に努めて実施していく。今回の参加者はスタッフを含めても計35人程度で通常より参加人数を少なくし、卓球台の数も減らして“密”を避ける形を整えた。検温や消毒などに加え、競技の特性に合わせ、当初はダブルス練習を禁止とするなどの対策も取っている。