イ・ラン──そんなことやってる時間じゃないですよ【GQ JAPAN連載特集:希望へ、伝言】(GQ JAPAN)

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今日、銀行に自分の預金残高を調べに行ったんですが、3月の収入が1万円しかありませんでした。そこで、個人でも申請できるソウル市の緊急災害生活支援を申し込みました。それはひとり最大5万5000円、他にもある政府の支援では1世帯10万円もらえるようです。ソウル市の申請は簡単で、オンラインでできるんです。ただ、今はたくさんの人が申請しているので、審査に1週間ぐらいかかるようでした。収入などの個人情報は政府が把握しているので、自分から所得が少ないことを証明しなくてもいいんです。 自分の生活ということで言えば、私は自宅と仕事場が近いので、家に閉じこもって外出を控えることはあまりしませんでした。ミーティングが延期になったり、ちゃんとマスクをして人に会ったりという変化はありましたが、少ない人数で誰かと会うのはあまり気にせずにしています。 あと、私はアレルギー性鼻炎なので、外でくしゃみをすると周りから白い目で見られるようになりました。それはMERSやSARSのときもそうだったので、ひさしぶりにそのことを感じました。 また、バスや電車に乗るときやエレベーターを呼んだり、店に入ったりするときなど、ドアノブや人が頻繁に触れる場所を触るのが怖くなったので、たとえばカフェに行ってクレジットカードで支払うときも、ボタンを押すので、ちょっと躊躇するようになってしまいました。変な気分です。 そういえば、日本でサイン会をすると、みんな握手したがりますよね。もともと韓国はあまりしないけど、そんな習慣がこれからいろいろと変わるような気がしています。人間ってそんなにウイルスがいっぱいだとは思っていませんでした。

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(2020/06/22)