融合効果で生鮮・惣菜の演出も進化 MEGAドン・キホーテUNY本庄店(日本食糧新聞)

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パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、2022年中をめどにアピタ・ピアゴの約100店をMEGAドン・キホーテUNYに転換する。5月19日には約30年営業したアピタ本庄店(埼玉県本庄市)をダブルネーム業態に転換した。2フロア・6498平方m(1970坪)の直営売場とテナント約30店で構成する。 直営部分は、1階の食品・日用消耗品と2階の趣味・娯楽・家電フロアに分かれる。ドン・キホーテのノウハウを基にした非食品で新たな来店動機を作り、売上げは旧店の1.5倍、非食品で構成比4割を計画する。5月末までの売上げは改装前の2倍、非食品の構成比は5割に達したという。 食品フロアのうち、生鮮・惣菜は以前からの顧客が戸惑わないよう、旧店のレイアウトを踏襲している。第2主通路の並びは精肉、カネ美食品が運営する惣菜、鮮魚と続く。ただ、鮮魚部門が新たに寿司を展開、惣菜部門の寿司と売場を分けて展開する。また、惣菜売場の一角におにぎりコーナーを導入するなど新カテゴリーを増やしている。 生鮮・惣菜の売場は、鮮度や品揃えを訴求する統一イメージ「ワイルドステージ」として演出する。今年から始めたダブルネーム業態独自の取組みだ。子育て世帯をターゲットに大容量の品揃えを強化するなど、旧店をベースとした生鮮・惣菜部門でも、新業態ならではの変化が見られる。 日配・グロサリーの変化はより明確だ。「驚安」を掲げた価格訴求に加え、菓子や酒類、輸入商材などの拡充で旧店に比べ品揃えが1.2倍に増えている。定番棚の通路1本を使った輸入食品コーナーはダブルネーム業態の特徴だが、同店ならではの部分もある。 商圏内には工業団地などに務めるブラジルをはじめとした外国人居住者が多い。輸入食品コーナーはエスニックのバラエティーだけでなく、商圏内の外国人居住者をターゲットに品揃えしている。冷食売場にもブラジル式バーベキューに使用するソーセージや、タイ料理に使用する冷凍アヒル肉、フィリピン料理の食材である冷凍魚のティラピアなどを扱う。 また、同店は観光地の長瀞から車で1時間ほどの距離にある。キャンプ場としても有名な同地での利用を見込み、2階には直営のアウトドア専門店を導入した。ダブルネーム業態による客層の拡大と、商圏特性を踏まえた新たな品揃え・機能で地域密着を図る。 〈店舗概要〉▽所在地=埼

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(2020/06/22)