陸上競技の代替大会 スーパー女子高生「自己ベストの更新が目標」(産経新聞)
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新型コロナウイルスの影響で、学生スポーツの全国大会が相次いで中止となる中、陸上競技では、中高生が活躍できる代替大会の実施計画が進んでいる。大会会場には、オリンピック・パラリンピックの会場となる国立競技場(東京都新宿区)が検討されており、新たな目標を見つけた生徒たちが、再開した部活動に意欲をみせている。大阪府内でも、女子400メートルリレー日本代表にも選ばれている大阪高校3年の青山華依(はなえ)さん(17)が晴れの舞台を見据えて練習に励んでいた。(宇山友明)
■新たな目標
府内の高校で部活動が再開されて間もない今月17日。大阪高校(大阪市東淀川区)のグラウンドでも汗を流しながら必死に走りこむ陸上部員らの姿があった。中でも、青山さんは「今年の全国高校総合体育大会(インターハイ)で果たすはずだった目標を、代替大会で成し遂げたい」と決意を語る。
日本陸上競技連盟は今月、中止となった全国高校選手権の代替大会として、今年10月23~25日にかけて開催するU20、U18日本選手権(エディオンスタジアム広島)をあてることを発表した。中学生に関しても日本陸連主催のジュニアオリンピック(10月16~18日、日産スタジアム)に出場させる予定であることを明らかにした。
「代替大会に出場できる選手には思う存分、練習の成果を発揮してもらいたい」と期待するのは大阪高校陸上競技部の小塚湖(ひろし)監督だ。
部の中心選手として活躍する青山さんは昨年のインターハイ女子100メートルで5位入賞した。ただ、実力を十分に発揮できなかったといい「今年は絶対に優勝する」と練習に励んできた。ところが、新型コロナの影響でインターハイの中止が決定。悔しさとやるせなさが入り交じる複雑な感情を抱き続けてきたという。
それでも自粛期間中は部活動再開に向けて河川敷や大阪城公園内の坂道で走力を強化。代替大会の開催を知ったときは「モチベーションが高まった」という。
■夢の国立競技場も
日本陸連が開催を検討している代替大会に関して、現時点では参加資格や出場人数、実施種目など詳細は未定だが、代替大会を設けた経緯について日本陸連は「スポーツは素晴らしいという気持ちを取り戻してもらいたかったし、今後の競技生活につなげてもらいたいという思いもあった」と説明する。
さらに発表を受けて萩生田光一文部科学相