コロナ禍の避難所運営を模索 仙台の防災アドバイザー、スペース活用を実践(産経新聞)

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、災害時の避難所での感染症対策が課題となる中、防災・減災危機管理アドバイザーとして活動する吉田亮一さん(62)が22日、避難所での感染症対策を仙台市内で実演した。吉田さんは「ウイルス感染を恐れて避難所に行けず、命を落とすことがあってはならない」として、同市にも避難所での感染症対策を提案している。  仙台市を拠点に活動している吉田さんは、国が示す避難所運営のガイドラインを調べた上で、従来の運営方式に改良を加える形で避難所での感染症対策をまとめた。小学校や中学校の体育館内の避難所では、避難者が生活するスペースで「3密」にならないようにすることを重視。ブルーシート上に1メートルごとにテープで目印をつけ、一定の距離を保つ工夫を施した。  また、吉田さんは「避難者が対面してすれ違わないよう、通路を一方通行にする必要がある」と指摘。カラーコーンに矢印が書かれた紙を貼り、避難者が移動する方向を明確に示した。  吉田さんは体育館での対策に加え、学校の教室を活用することも提唱。「ウイルス感染で重症化が懸念される高齢者らが避難するための教室を自治会などで話し合い、用意しておくべきだ」と語った。さらに平成23年の東日本大震災を教訓に、「情報を速やかに共有できるよう、地域ごとに同じ場所に避難することも重要」と指摘した。  吉田さんは「(避難者が)安心して利用できる環境を、自治体が整えることが必要だ」と話している。

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(2020/06/22)