PCRセンター、埼玉の全医師会で運用開始 第2波に備え(産経新聞)

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 新型コロナウイルスのPCR検査に必要な検体採取を集中的に行う「PCRセンター」の運用が埼玉県内の全30医師会で始まった。流行の第2波に備え、保健所の負担を軽減し検査体制を拡充する狙いがある。  PCR検査に関しては当初、保健所に設置された「帰国者・接触者相談センター」が発熱などの症状を訴える人からの相談に応じ、検査を受けさせるかどうかを一括して判断していた。ところが、感染拡大に伴って多くの業務が保健所に集中したため、窓口に電話が通じにくく、検査をなかなか受けられない事態が生じていた。  こうした状況を踏まえ、各医師会は、県から運営委託を受ける形で「PCRセンター」の設置を進め、保健所の負担軽減と感染への対応迅速化を図ってきた。  県によると、PCRセンターでは主に症状の軽い患者の検査を担当し、重症化リスクの高い患者は短時間で感染の有無を判断できる保健所に回す方針をとっている。  全医師会で運用が始まった結果、県内では1日当たり最大約410件の検体の採取が可能となった。検査方式はさまざまで、車の窓越しに検体を採取する「ドライブスルー方式」や徒歩で受けられる「ウオークスルー方式」などがある。  ただ一部のPCRセンターは現状週2、3日しか稼働しておらず、感染者が急増した場合に対応しきれなくなる事態も予想される。県は、第2波が到来した場合も検査が円滑に進むよう、医師会への追加の財政支援を行う構えだ。  県医師会の担当者は「地元の医療関係者と自治体が一体となって取り組むことが不可欠だ」と話し、PCRセンター設置の意義を強調した。(竹之内秀介)

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(2020/06/22)