専門家に聞いた!「水道水」が私たちの肌にダメージを与えること(ハーパーズ バザー・オンライン)
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公式には、イギリスの水道水は飲んでも、それを使って洗ってもまったく安全だ。しかし、それは、水道水としての厳しいガイドラインに確実に見合うよう、人工的に化学物質やミネラルが加えられているからだということもある。そうした物質の中には、塩素(公共に供給する水の衛生状態を維持するために水道会社が使う殺菌剤)や、フッ素化物(子供の虫歯を減らすため60年前に導入された)などが含まれている。
「水道水は、顔を洗うために使うことができる、おそらくもっともシンプルなものです。が、難点もあり、特に硬水(ミネラルの含有量が高い水)はそうですね。特定の地域では、塩素や銅、亜鉛、鉄といった化学物質が溶解し、かなり高いレベルで水道水に含まれています」と、スキンケア専門家のデヴィッド・ジャック医師は言う。
が、鉛やプラスチックのマイクロファイバー(超極細繊維)といった有害物質もこっそり隠れているのがわかり、それも多くの肌トラブルの原因になっている可能性がある。鉛は、イギリス全国890万世帯(特に1970年代以前に建てられた家)に通っている古い鉛の水道管を通ることで含まれると考えられ、健康に有害なその物質を中和するために水道会社がさらに別の化学物質リン酸を加えて対処している。プラスチックのマイクロファイバーは人工繊維や車のタイヤ、ペンキ、化粧品に含まれるマイクロビーズなど、さまざまなものから排出されるものと考えられ、イギリスを含めたヨーロッパ各国で採取された水道水のサンプルの72%を汚染していることがわかっている。
しかし、排水管の出口には光明があって、専門家は、エストロゲン(避妊用ピルから出て、下水に流される)や内分泌かく乱物質(環境廃棄物から)といったホルモンは、その不安定な特性から、水道水としてたどり着く前に自然に分解されてしまう。