「気候変動は現実。脚本のようにハッピーエンドに書き換えることはできない」──環境問題に挑みつづける俳優、レオナルド・ディカプリオ。(VOGUE JAPAN)
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レオナルド・ディカプリオは『レヴェナント:蘇えりし者』(2016年)で悲願のアカデミー賞受賞を果たした。初ノミネートされて以来22年越しの初受賞だった。ファンたちはこの快挙に沸き、1分間に44万ものツイートが投稿されたが、同時にその受賞スピーチの内容にも世界は心打たれた。
「最後に一つだけ言わせてください。この映画は、人間と自然界の関係を描いた作品です。私たちは本作を撮影する際、撮影場所の雪が溶けてしまったため、地球の南端まで行かなければなりませんでした。気候変動は現実です。人類に対する最も差し迫った脅威であり、私たちは一丸となって行動しなければなりません。汚染を生んでいる大企業ではなく、人類のために声を上げる指導者を支持するのです。世界中の先住民の方々や何十億人もの恵まれない人々、未来の子どもたち、そして政治の欲に声をかき消された人々のためにです」
レオは2014年、以前からの環境保護活動が認められ、気候変動を重点分野とする国連平和大使に任命された。当時は「科学の教養がないハリウッド俳優が、世界の指導者に何を教える気だろうか」などの批判の声も上がったという。
しかし、彼が環境保全への情熱を持ったのは、ここ最近に始まったことではない。