ソフトバンク “天敵”井上に満塁被弾でロッテに痛恨負け越し(東スポWeb)

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ソフトバンクは21日、開幕カードのロッテ戦(ペイペイドーム)に1―5で敗れ、5年ぶりの悔しい負け越しスタートとなった。昨季8勝17敗と大苦戦した相手への〝負のイメージ〟払拭といきたかったが、返り討ちにあった形だ。  勝ち越しを狙った第3戦は思わぬ形でゲームプランが崩れた。魔のイニングとなったのは2回だ。先発・二保旭投手(30)が中村奨の頭部に死球を与え、まさかの危険球退場。工藤監督も「想定していなかった」と表情を曇らせる思わぬ事態だった。この有事に鷹ベンチは、試合前に立てていた継投プランの順番通りドラ3・津森宥紀投手(22)を2番手に指名。無死満塁の大ピンチで、ルーキーサイド右腕をプロ初マウンドに送り出す酷な起用となってしまった。  津森が相対したのは鷹の天敵だ。昨季、ホークス投手陣が8発を献上したマリンの巨漢砲・井上で「やられたらやり返すのがプロ」(工藤監督)と鷹陣営が最もマークしてきた男だった。しかし、結果は最悪のグランドスラム。最後まで重くのしかかる序盤の大量失点となった。  天敵は自慢の強力攻撃陣の前にも立ちはだかった。昨年まで楽天に在籍し、今季からロッテにFA加入した美馬が戦闘服を変え〝鷹キラー〟ぶりを発揮したのだ。昨季3勝を献上して防御率1・97と抑え込まれた相手に、この日も要所を封じられ5回9三振を奪われての1得点。投打で天敵に屈した。  今回の開幕カードを前に、工藤監督はロッテに3連勝のスタートダッシュを高らかに宣言していた。昨季終了後からチーム総出でキーマンを中心に徹底的に研究。「誰に打たれて誰に得点されたか。どうやって失点を防いでいくのか考えて、答えを出さないといけない。答えを出す場所が試合。結果として残して初めて、やったことが良かったと言える」とリベンジへ闘志を燃やしていた。それだけに何ともつらい負け越し発進となってしまった。  それでも「少しつまずいたような形になったが、次で取り返せればまだまだなので、しっかりと切り替えたい」と前を向いた指揮官。23日からの王者・西武との6連戦(メットライフ)に目を移し気合いを入れた。

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(2020/06/21)