若き高橋英樹が信長を熱演した『国盗り物語』 秀吉役の火野正平が役作りで取り組んだ3カ月の修行とは?【麒麟がくる 満喫リポート】(サライ.jp)

【リンク先抜粋】
一時休止中の『麒麟がくる』の代替番組第二弾は『国盗り物語』名場面。平幹二郎の斎藤道三、若き高橋英樹が演じた織田信長。21歳の松坂慶子が演じた濃姫(帰蝶)……。47年前の名作大河ドラマを振り返る。 * * * ライターI(以下I):『国盗り物語』は昭和48年放送ですから、私の生まれる前の作品になります。ですから私、オンデマンドで総集編しか見ていません。 編集者A(以下A):私もリアルタイムでは視聴していません。『国盗り物語』が放映された昭和48年は、前年の7月に田中角栄政権が発足したばかり。〈今太閤〉ともてはやされましたが、オイルショックに襲われて世情は不安定だったようです。ドラマの登場人物ですが『麒麟がくる』と重複する部分が非常に多いです。 I:『麒麟がくる』では、ドローンによる合戦シーンの撮影が話題になりましたが、『国盗り物語』は初めてハンディカメラ(手持ちカメラ)が撮影に使われた作品のようです。 A:同じ昭和48年に公開された『仁義なき戦い』も手持ちカメラでの撮影で臨場感を出したことが知られています。当時の最新トレンドだったのでしょう。 I:Aさんは任侠物とかヤクザ映画とか好きですよね。『国盗り物語』の前半の主人公は斎藤道三。平幹二朗さんが演じていました。平さんは当時40歳。SNSなどで、〈『国盗り物語』の平幹二朗の方が重厚だった〉みたいな投稿がごく少数ながらあったりしましたが、『麒麟がくる』で道三役を演じた本木雅弘さんが54歳。実は本木さんの方が当時の平さんより年上なんですけどね。 A:若いころ、特に少年少女時代に見た人の記憶は美化されがちです。かくいう私も初めて通しで見た『草燃える』は大げさにいえば神格化されていて、今でも源頼朝=石坂浩二、北条政子=岩下志麻、源義経=国広富之です。ですから、後年、水曜ドラマで『武蔵坊弁慶』、大河でも『炎立つ(第三部)』(1994年)、『義経』(2005年)、『平清盛』(2012年)で源平時代が扱われましたが、なかなかなじめませんでした(笑)。 I:ということは、本木さんより平さんの道三が重厚だったという人は、美化された記憶を思い出しているということですか? A:いやいや、そんな単純な話でもないのですが、昭和の道三、令和の道三いずれも歴史に名を刻む名演だったと思います。そういう話題が出るほど、大河ドラマという

続きはこちら

(2020/06/21)