自然薯の「むかご焼酎」完成(静岡県)(静岡放送(SBS))
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自然薯のツルの葉の付け根にできる「むかご」を使って焼酎が作られました。
日本酒・杉錦が看板の藤枝市の杉井酒造です。新しく作られたむかごの焼酎が瓶詰めされました。原料のむかごは2019年の秋に収穫されました。大きなむかごは料理店で炊き込みご飯などに使われます。しかし、小さなむかごは捨てられてきました。
<なかじま自然薯園 中嶋雄一さん>「使いようが無かったものが酒の形で商品になるのがありがたい」
でんぷんを含んでいるので、発酵させると焼酎を作ることができます。
<杉井酒造 杉井均乃介社長>「口に含むと自然薯由来のフレーバーがほのかに感じられる」
焼酎を作ったあと、むかごの酒かすは自然薯畑のたい肥になります。静岡市の山あい「オクシズ」で陶芸をしている杉村さんがむかごの酒かすに木くず、オカラやヌカなどを加え、発酵させてたい肥を作りました。
<創心窯 杉村参郎さん>「一番大切なのは循環。廃棄物を活用し、たい肥を作る。捨てられているものを活用する」
<丁子屋14代目 柴山広行さん>「自然薯、とろろを中心とした人のつながりが僕らの強み。大事にしたい」
焼酎は「むかごのめぐり」という名前で6月16日から丁子屋など5つの店で売られています。