休業要請解除から3週間 大阪・神戸の飲食店やバー 試行錯誤続く(産経新聞)

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 大阪、京都、兵庫の3府県で、新型コロナウイルス対策に伴う休業要請が全面解除されてから22日で3週間。多くの店や施設が営業を再開したが、客足は「コロナ前」に比べると伸び悩み、新型コロナ対策を模索しながらの営業には、さまざまな課題も浮かび上がる。  21日午後、「串かつだるま通天閣店」(大阪市浪速区)。コロナ前は満席だった店内も、現在は6割程度。ただ、県外移動が全面的に解除されたことで、キャリーバッグをひいて来店する客もいるなど、徐々ににぎわいを取り戻し始めた。  家族で訪れていた大阪府貝塚市の男性会社員(49)は「自粛明け直後に一度来たが、その時より店内も新世界の街全体も人が増えた印象。感染対策をしつつ、観光を楽しみたい」と笑顔で話した。  店側は再開にあたり、感染対策を徹底した。「2度漬け禁止ルール」で知られる、客が共用で使うソース容器は撤去。ソースは小分けのボトルに入れて提供する。要望があれば従来の容器も客ごとに有料で出すが、使用後は廃棄するようにした。  地元の常連らの客足は戻ったが、もともと観光客らが多くを占めていたため、厳しい状況は続く。担当者は「今は来店したお客さまにまた来たいと思っていただけるような環境づくりに取り組むしかない」と話す。  東京では「夜の街」での感染者が増加。店側は感染対策にも試行錯誤する。  大阪市西区の「Bar TSUBAME」では、1日からの営業再開後、客全員に対し大阪府が運用する「大阪コロナ追跡システム」への登録を求めている。店主の金子歩さん(41)は「感染対策は店を営業する責任。ほとんどの人が応じてくれている」と語る。客足は以前の半分ほどだが、感染リスクが高いと判断すれば、自主休業する覚悟もある。  客席を減らし店内の消毒を徹底する一方、入店後の自主的な手指の消毒や、少人数での来店が主流となるなど客側の意識の変化も感じている。ただ、今後への不安もある。「収束しないまま半年、1年がたっても店側が求める対策に応じてもらえるだろうか」  多数のジャズバーが軒を連ねる神戸・北野坂にある「ベイズンストリート」。  1席ごとにビニールシートで間仕切りを作り、来店時には検温を実施するほか、ライブを行う際にはミュージシャンらの前に透明のパネルを設置している。  パネル越しでは、どうしても臨場感は損なわれるが、店主の川崎達彦

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(2020/06/21)