三池工2連勝 試合後にソーシャルディスタンス校歌(日刊スポーツ)

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<高校野球福岡・筑後地区交流大会>◇21日◇浮羽工グラウンド コロナ禍で「最後の夏」が始まった。「がんばれ福岡2020 筑後地区高校野球交流大会」が福岡県内で21日に開幕。福岡県独自の代替大会不参加校を救済する公式戦で、「浮羽工-三池工(南筑後連合)」「輝翔館・ありあけ新世-三池工」の2試合が全国に先駆けて行われた。 【写真】打席ごとにバットを除菌する三池工 新型コロナウイルス感染対策で厳戒態勢のもと、最後の夏を戦った。ベンチではマスクを着用。打席ごとにバットを除菌し、イニング間にもヘルメット消毒や手洗い、うがいを徹底した。ハイタッチも自粛。それでもベンチからは、マスク越しに大声が飛びかった。2連勝の三池工が、前後2列に並ぶ“ソーシャルディスタンス校歌斉唱”で2度勝利をかみしめた。 原則無観客ながら保護者が見守る中、対外試合は7カ月ぶりという選手の奮闘に、三池工の次郎丸岳博監督(20)は「みんな生き生きと思いきりプレーしてくれた。苦しい時期を乗り越え、幸せな時間だったと思う」と目尻を下げた。 福岡県では一時は代替大会開催の断念を発表したが、国や県の後押しなどで4地区に分けて行う方針に転換。今回の交流試合は、7月19日まで筑後地区大会に出場できない学校や部員がいる9チームによる原則1校1試合の5試合が組まれた。敗れた浮羽工の選手の中には、代替大会に参加したいという意見もあった。だが7月上旬からの試験や就職への準備などのため辞退となった。坂田駿主将(3年)は大敗したものの「もうちょっとやりたかったが、みんなで相談して決めたことなので悔いはないです」と話した。【菊川光一】 〇…三池工は2連勝で花道を飾った。就職に関わるテストと時期が重なるなどの理由で代替大会参加を断念し、1日限りの真剣勝負の場を選択。コロナ禍を吹き飛ばすかのように、自慢の打線が爆発し4本塁打を含む2戦計45得点を奪った。2戦連発の栗原慎治捕手(3年)は「(交流戦で)やりきった感はあるが、夏の甲子園をかけて終わる試合もしたかった」と話した。

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(2020/06/21)