来週(6/22~26)の日経平均株価の予想レンジは、2万1800~2万3300円! 国内移動や接客営業の全面解禁が、景気回復への期待を高めて株価の下支えに!(ダイヤモンド・ザイ)
【リンク先抜粋】
●週前半の日経平均株価は値動きの荒い展開だったものの、
その後は2万2500円前後での膠着感の強い相場展開に
今週(6月15日~19日)の日経平均株価は、週の前半こそ値動きの荒い展開となりましたが、その後は値動きの少ない膠着感の強い相場展開となりました。
週明けとなる6月15日の日経平均株価は、米国での黒人デモや中国・北京での新型コロナウイルスの感染拡大が嫌気され、770円を超える下落となりました。しかし翌16日には、米連邦準備制度理事会(FRB)が広範な社債の買い入れ開始の発表を受けて上昇した米国市場に影響され、日経平均株価も1000円を超える上昇となり、海外市場の動向に大きく流されました。その後は、底堅さが意識されながら、乱高下の後なだけに神経質な展開に。東証1部の売買代金にも減少傾向が見られました。
■日経平均株価チャート/日足・3カ月
一方、個人投資家主体の中小型株への物色は根強く、マザーズ銘柄の強さが目立ちました。
●来週の日経平均株価は、引き続き膠着感の強い相場に!
新興市場の好需給環境を追い風に、IPOの成功に期待
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
2万1800円 ~ 2万3300円
来週(6月22日~26日)の日経平均株価は、引き続き膠着感の強い相場展開が続きそうです。
日本政府は6月19日、新型コロナウイルス対策として自粛を呼び掛けていた都道府県をまたぐ移動や、ライブハウス・ナイトクラブなどの営業を、全国で解禁しました。これにより、経済活動再開からの景気回復期待が高まりやすく、株式市場でも下を売り込む流れになりづらいでしょう。
一方で、米国や中国では感染第2波への警戒が高まっており、神経質になりやすい状況です。北朝鮮の地政学リスクへの警戒感の高まりも、ネガティブな要因です。また、来週は株主総会シーズンとなるため、発表内容を見極めたい機関投資家が売買を手控える可能性もありそうです。
また、新型コロナウイルスの影響で上場延期が相次いでいたIPO株ですが、来週から再開の動きが出てきています。6月24日にコパ・コーポレーション(7689)、ロコガイド(4497)、フィーチャ(4052)の3社が、26日にコマースOneホールディングス(4496)が、それぞれマザーズ市場に上場します。いずれも注目度の大きい銘柄なので、最近の