病の母と子を一手に…中日梅津が父の日に捧げる1勝(日刊スポーツ)

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<ヤクルト0-3中日>◇21日◇神宮 2年目の中日梅津晃大投手(22)が7回3安打無失点と好投し、父の日に今季初勝利を挙げた。 【写真】青木を仕留め、笑顔でグラブをたたく梅津 実にうれしそうだ 「先頭打者を出す回が多かった。すごく苦しかったが、なんとか粘れてよかった」と無観客のヒーローインタビューで笑みを浮かべた。 父滋さんは、地元仙台で仕事をしながら18年ドラフト直前に脳出血で倒れた母明美さんのリハビリに付き添う。「仕事しながら妹とか兄の弁当とかも作っていて、リハビリの手伝いとかも全部やってるらしい。すごいんですよ」。そんな父に届けたかった。「たぶんテレビで見ていると思います。本当に結果として勝利を挙げることができてよかった」。 東洋大時代に東都リーグで慣れ親しんだ神宮球場。大学ではけがの影響で1勝に終わり、プロでは初めてのマウンドだった。先頭を歩かせた1回無死一塁は2試合連続で第1打席に2ランを放っていた山田哲を三振。走ってきた坂口も盗塁死でしのぐと、青木に1-2から今季最速タイの152キロ直球を3連発して投ゴロ。187センチの長身をしならせ、リズムに乗った。 ヤクルトは前日まで2試合で25安打5本塁打13得点。試合前に捕手の木下拓と「インコースだったり、強気で攻めよう」とプランを練り、内角に突っ込んだ。6回には二塁打を放って自らホームも踏んだ。108球でお役御免。尊敬する父のようにフル回転の大活躍だった。 「父のような父になりたいと思います。(父と)そういう話もしたいんですけど。だからこそ体の心配をずっとしている感じですね」。そんな思いを胸に、今季は快投を積み重ねる。【伊東大介】 ▽中日与田監督(梅津の7回3安打無失点に)「初回から、最後のイニングぐらいの気合で今日は入りましたね。この1試合、なんとか取るんだと。気迫が感じられるピッチングでした」

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(2020/06/21)