中国の平均寿命77.3歳に上昇、背景に医療衛生資源の増加(東方新報)

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【東方新報】中国の国家衛生健康委員会は今月5日、「2019年中国衛生健康事業発展統計公報」を発表。公報によれば、中国人の平均寿命は2018年の77.0歳から77.3歳に上昇した。  1990年の平均寿命が67歳以下であったが、いまや米国の平均寿命78.7歳との差も2歳弱に縮まっている。 公報によれば、妊産婦の死亡率は18.3人/10万人から17.8人/10万人に、乳幼児死亡率は6.1‰から5.6‰に、それぞれ減少した。  この背景には、中国の医療衛生資源の増加がある。  中国の病院数は、前年比で1345院増加し、基礎医療衛生機構も1万751所増加した。全国の医療総ベッド数は880万7000床。病院のうち公立病院は72.5%、民営病院は27.5%。人口1000人当たりの医療衛生機構のベッド数は、2018年の6.03床から2019年には6.30床になった。また衛生従事者数は2019年、1292.8万人で前年比62.8万人(5.1%)増となった。人口1000人当たりの職業医師数(助手を含む)は2.77人、登録看護師数は3.18人。人口1万人当たりの専門医は2.61人、公共衛生機構従事者数は6.41人となった。  全国衛生総費用は、2019年は6兆5195億9000万元(約98兆6688億円)と推計され、うち政府衛生支出は1兆7428億5000万元(約26兆3766億円)で26.7%を占める。社会衛生支出は2兆9278億元(約44兆3099億円)で44.9%、個人の衛生支出は1兆8489億5000万元(約27兆9824億円)で、28.4%を占める。一人当たり平均の衛生総費用は4656.7元(約7万円)だった。衛生総費用がGDPに占める比率は6.6%。初期推計によれば2019年の衛生総費用中、個人衛生支出が占める割合は前年より0.25ポイント下がり、衛生総費用がGDPに占める割合は2018年より0.15ポイント増加した。2019年の国家基本公共衛生サービス項目において、一人当たり平均の基本公共衛生サービス財政補助基準は2018年の55元(約832円)から69元(約1044円)にアップした。  住民の医療サービス利用も増加しており、2019年の全国医療衛生機構総診療人数はのべ87.2億人で前年比4.1億人(4.9%)増。住民の医療衛生機構平均受診率は6.2回で、201

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(2020/06/21)