資産残高を金融機関に教えてはダメなワケ~敵は「おまかせ型顧客」を待っている(LIMO)

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資産の多寡にかかわらず、自分の資産内容を他人に知らしめるのは、実に危険なことです。金融機関は守秘義務やシステムを堅牢化させて、個人情報の保護に努めていますが、運営するのは最終的に人間。魔が差すことだってありえます。だから、個人情報が漏れたり、売られたりするわけです(図表1参照)。 最近はフィンテックの発展でコンピューターが最適な資産運用をするかのごとく喧伝されていますが、何百年経とうと数十年後の資産残高を想定できるなんてことはありえません。 そもそも人間は平均80年そこそこで死ぬのです。相談した人も亡くなれば、された人も亡くなります。いなくなる人がいなくなる人の面倒を見ることはできません。 資産運用会社も投資哲学だとかチーム制での運用継続を謳いますが、そもそも80年続く企業がどれだけあるのでしょう。従業員はやめるし、コンピュータだって陳腐化してデータが飛んだりするのは日常茶飯事。 筆者も金融取引はほぼネット取引のみですが、ある日データが消えて「あなたの預金はゼロです」と言われかねないなと感じながら日常を過ごしています。 もっとも、人間が対応してくれる店頭でも、担当者に「コンピュータが壊れて、あなたの預金はゼロです」と言われかねませんから、もはやオンラインもオフラインもリスクは同等と考えているだけです。

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(2020/06/21)