広がる人種差別問題、“パフォーマンス的な支援”では十分でないと身を持って知らされるセレブたち(ハーパーズ バザー・オンライン)
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ジョージ・フロイド殺害事件をきっかけに警察の残虐行為や人種差別に反対するデモが広まって以来、この1ヶ月間あらゆるジャンルのセレブリティやブランドがソーシャルメディア上で「Black Lives Matter(黒人の命も大切)」や、その他の反人種差別運動を熱心に発信してきた。
【写真】人種差別に怒りと悲しみの声を上げた21人のセレブたち
しかし、途中で何かが起こった。批評家たちは、突然始まった自称支援者の説教と彼らが実践したことの間に隔たりがあることに気づいた。それを表す言葉が「偽善」。女優のリア・ミシェルがツイッターで#BlackLivesMatterへのサポートを表明したとき、『glee/グリー』で共演したサマンサ・ウェアはすぐに彼女を公に罵倒した。「あなたが私の初めてのテレビの仕事を生き地獄にしたことを覚えてる?」
事件が起こり、国を挙げて非難の声が広がった後、セレブやインフルエンサーたちは善意の声明や誠実なインスタグラムの投稿によって合格証を手に入れたかもしれない。しかし、説明責任を求める声は今や同業者から発せられ、監視人たちはもはやただの“荒らし”だけではなく、ターゲットと同じくらい遠くまで届く大きな声を持っている。ほとんどの場合、有名人は同業者の陪審たちによる長年の懸案だったリアリティチェックを受けている。
「サマンサのツイートはパンドラの箱でした」とジャーナリストのシャー・ジョッセルは言う。サマンサは公に発言することによって、正しい政治的観念を持っているように見せたいという著名人のパフォーマンス的な支援が増えていることを明らかにした。ジョッセル自身、最近そのことに気づいている。「人種差別をしていた元同僚は、今や活動家の名の下にSNSを投稿していて、私は 『まあ、こんなエネルギーどこから来たの?』と思っているわ」
セレブリティたちは突然、小さな町から報道局、議会に至るまで、国全体を激しく揺れ動かすような問題に取り組む。あなたは本当の支援者? それともリア・ミシェル?