DeNAが宮崎のサヨナラ打で今季初勝利(産経新聞)

【リンク先抜粋】
 DeNAが21日、広島を下した。  この上ない場面で打席が回ってきた。1点を追う九回無死満塁。DeNAの宮崎は、2ボール1ストライクから外寄りの直球を逆らわずに右中間へ運び、二塁ベースを回って右拳を高く上げた。逆転の適時二塁打でサヨナラ勝ちとなると、選手同士が距離をとり、「ひじタッチ」などで控えめに祝福しあった。殊勲打の31歳は「後ろにつなぐ気持ちで打席に入った。素直にうれしい」と笑った。  2017年に首位打者に輝いた背番号51は昨季、開幕直後から打率が2割前後をさまよう不振を経験。今季は開幕が遅れる中、自主練習期間中も限られた環境の中で体力面や体形の変化に気を配り、好調時の姿を維持することに注力した。この日の2安打を含め、開幕3連戦は11打席で5安打を記録。「打つべきボールを打てている結果が、いい方向に向いているのではないか」と自己分析した。  チームは開幕3連敗の危機だった。広島先発のドラフト1位ルーキー森下が繰り出す最速154キロの直球や多彩な変化球に苦しみ、七回まで4安打で無得点。「(森下を)代えてくれてよかった」とラミレス監督からは本音が漏れた。九回は、前日の救援登板でも得点していた外国人右腕を相手に、うっぷんを晴らすように4連打で勝ち切った。  待ち望んだ今季初白星。スタンドにファンの姿がなくとも、試合後、全国で見ているファンへテレビカメラ越しに頭を下げた。肩の荷が下りた指揮官は「今日の勝利を『父の日』と一緒にお祝いしてもらえれば」と冗舌だった。 (小川寛太)

続きはこちら

(2020/06/21)