新人秋山稔樹騎手が奮闘、函館滞在で競馬一筋の生活(日刊スポーツ)

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今年3月にデビューした新人、秋山稔樹騎手(18=蛯名)はルーキー騎手4人の中で唯一、函館に滞在して調教に騎乗、競馬に参戦している。 【写真】ムチ贈呈式を終え、健闘を誓い合う秋山稔騎手、小林脩騎手、原騎手 2週間で受けた騎乗依頼は15鞍。開幕週の14日3Rナイトコマンダー(牡3、大江原)で今年の3勝目を挙げるなど、新人らしいフレッシュな騎乗を見せている。    ◇   ◇   ◇ 黄色いヘルメットをかぶった18歳が精力的に函館競馬場内を駆け回っている。調教中、2年目以降の騎手は青地のヘルメットをかぶるため、黄色帽は新人騎手の目印となる。今年ただ1人の黄色帽、秋山稔騎手は丹念に調教に騎乗することで乗鞍確保に努めている。 1日の調教騎乗はおよそ8頭。平日は毎朝5時半から始まる4時間の調教も、1頭ごとの時間を詰めれば10頭以上に乗ることができる。東西トレセンの厩舎関係者が集まるのが滞在競馬だ。当然、多くの馬に乗って顔を売るのは大事。知名度向上と同じぐらいの比重を、自分の足場固めに置いている。 秋山稔騎手は「1頭1頭、ていねいに乗ることを心がけています。まだ技術も、体力もない中で、1つ1つが雑になってしまうのが嫌なので。そうなると(騎乗)依頼にもつながらないでしょうから。技術を上げることがまず大事ですし、1頭1頭の特徴をしっかり頭に入れたい」と謙虚に語る。函館開催がスタートする前週の3日に騎手一番乗りで函館入り。安田記念週は競馬に騎乗することなく、現地で調教をつけてきた。 鍛錬を積む北海道シリーズだ。現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、滞在中の騎手にも外出制限がかかっている。気晴らしの外出は極力せず、ひたすら競馬のことだけを考える。調教を終えた午後は騎手寮にある木馬でシミュレーション、さらに筋トレで肉体強化を図るなど、競馬一筋の生活。「同期はこっちにいないけど、もともと1人でも苦にならないんです。自分は黙々とやるタイプ。(技術調教師の)四位さんには『最近どうだ?』とか声をかけていただいたり、アドバイスをもらったりしました」と、美浦にいるだけでは得られない貴重な体験もした。 14日9Rで7番人気ファンシャンを2着に導くなど、開幕週は騎乗8鞍中7鞍で騎乗馬を人気以上の着順にもってきた。今年3月のデビュー後、約3カ月で騎乗数は65鞍。函館では開催2週目を終え

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(2020/06/21)