松居大悟、初小説『またね家族』をスマホで書き上げた理由は?「裸の言葉を出せる状態で…」(J-WAVE NEWS)

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松居は5月に初小説となる『またね家族』(講談社)を上梓。川田は「いろんなモヤモヤしたものをちゃんと小説にしたことがすごい」と感想を述べる。 【『またね家族』の内容紹介】 父の余命は3カ月。 何者にもなれなかった僕は―― あなたの息子には、なれたのでしょうか。 小劇団を主宰する僕〈竹田武志〉のもとに、父から連絡があった。余命3カ月だという――。 自意識が炸裂する僕と、うまくいかない「劇団」、かわっていく「恋人」、死に行く大嫌いな「父親」。周囲をとりまく環境が目まぐるしく変わる中、僕は故郷の福岡と東京を行き来しながら、自分と「家族」を見つめなおしていく。不完全な家族が織りなす、歪だけど温かい家族のカタチ。 (講談社BOOK倶楽部より) 松居:4、5年前に一回、小説を書こうと思って、1万字くらい書いてみたところで先に進められなくなって、当時の編集者に相談しました。「なぜ書けないんですか?」と訊かれ「映像や演劇のようにプロデューサーや役者が待っていないから、どこに向けて書いているかわからないから」と答えました。それで「何なら書けます?」と言われて「脚本なら書けます」と話して、その内容は作画の人に入ってもらって漫画になったんですけど。 川田:『またね家族』はスマホで書いたと聞きました。 松居:そうですね。全部スマホで書きました。前に小説にならなかったこともあったので、小説を書こうと思ったらおそらく書けなくなる。文学的な表現にとらわれたりして。だから友だちにLINEを送るみたいな、すごくフランクに、できるだけ自分の裸の言葉を出せる状態で書き出そうと思って、書き始めました。スマホのメモ帳機能を使って書いたんですけど、その機能は制限なく書けるから「これならいける」と思って最後まで書けました。

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(2020/06/21)