北が文氏非難ビラ散布へ 南北合意は「紙くず」(産経新聞)

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 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮労働党統一戦線部は20日付の報道官談話で、韓国への非難ビラ散布計画に対して韓国政府が南北間の合意違反だとして中止を求めたことに関し、合意は「いまや紙くずになった」と主張、変更する意思は全くないと散布を決行する立場を表明した。朝鮮中央通信が21日に報じた。  韓国の脱北者団体の一つは21日にコメを入れたペットボトルを北朝鮮に向けて海に流す計画だったが、北朝鮮側の「脅迫で韓国国民が不安を感じている」として19日に中止を発表した。  また、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長を非難するビラ散布を計画する別の団体は、朝鮮戦争勃発70年の25日前後に散布を決行する構えで、北朝鮮がさらに報復姿勢をエスカレートさせる可能性がある。  北朝鮮の朝鮮人民軍は17日、脱北者によるこれまでのビラ散布への報復の一環として、韓国に向けたビラ散布のために前線地域の一部を自国民に開放すると発表。北朝鮮メディアは20日、各地で大学生らが大規模なビラ散布の準備を進めていると伝えた。党機関紙の労働新聞は、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の顔写真を印刷したビラの上に、たばこの吸い殻をばらまいた写真を掲載。メディアは「一度やられてみれば、どれだけ気分が悪いかはっきり分かるだろう」と主張した。  韓国統一省は20日、北朝鮮のビラ散布計画に遺憾の意を示した上で、脱北者団体による散布を徹底的に取り締まり、厳正に処罰する方針を重ねて強調した。

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(2020/06/21)