演劇界で始まる新しい生活 少しずつ前へ(井上芳雄)(NIKKEI STYLE)

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井上芳雄です。5月25日に緊急事態宣言が解除されて、再び外での仕事が始まりました。自粛生活が明けて、また動き出せることのうれしさをかみしめながらも、現場では新型コロナウイルス感染への対策が手探りで進んでいます。いろんな状況がまだ元に戻ったわけではなく、少しずつ新しい生活が動き出したというところでしょうか。久しぶりの現場で感じたことや、演劇界の取り組みをお伝えしようと思います。 仕事場の風景は大きく変わりました。メイクさんはフェースシールドをつけてマスクをしていますし、スタジオにはアクリル板が設置されています。スタッフの人数も減りました。1時間に1回は換気のために窓やドアを開けたりと、手間のかかる生活になったというのが実感です。久しぶりに会えた人たちとは、思い切りハグしたい気持ちですけど、実際はできないし、大声でしゃべるのもままならない。もちろんお互いの身を守るために必要なことではあるけど、新しい生活様式にはまだ慣れていません。自粛期間が明けたからといって、すぐに元の状況に戻るわけではなく、先行きもまだ分からない。それに加えて、2カ月くらい家にいたので最初は体が仕事に慣れなくて、疲れやすくなったと感じました。みなさんの自粛明けは、どうでしたか? 緊急事態宣言が解除されて最初の仕事は、石丸幹二さんがパーソナリティーをされているラジオ番組『Grand Seiko THE NATURE OF TIME』(TOKYO FM/土曜12時)へのゲスト出演でした。6月放送の4回分を収録しました。自粛中はひげを伸ばしていたのですが、当日にひげをそり、美容院に行って髪も整えて、社会復帰のような気持ちで臨みました。石丸さんは東京藝術大学の先輩で、ミュージカル俳優として僕がずっと背中を追いかけてきた方。自粛期間に考えたことや感じたことがお互いにいっぱいあったので、話が尽きない楽しい収録でした。 そのとき撮った写真を見て気づいたのが、やはり長い間、人前に出ていない顔になっていたということ。復帰する前に食事制限などをして体を絞ったのですが、顔にまだ緊張感が足りないというか、締まっていない気がしました。 次の仕事は、初めてのオンラインライブの収録でした。収録した動画は「井上芳雄・大貫祐一郎 Presents『井上芳雄 by MYSELF』オンライン・スタジオライブ」と題して、6月6・7・8日の

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(2020/06/21)