建築好き必見! 360°見渡せる仮想空間で建築スポット巡り(Webマガジン コロカル)
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■世界中どこからでも体験できる、建築アーカイブ
2020年5月、ネット上の新しいドキュメンテーション・サービス〈ARCHI HATCH(アーキハッチ)〉が公開されました。ユーザーは建物のなかを自由に移動し、VRのように360°見渡すことができます。建築家は前川國男さんや永山祐子さん、建築ユニット〈dot architects〉など、新進気鋭の若手から日本を代表する建築家まで、注目度の高い建築家が揃っています。
【写真で見る】建物の中を探検しているような気分に
こちらは、前川國男さん(1905~86年)が手がけた「新・前川國男自邸」の3Dモデル。
サイト上ではこの3Dモデルの中を歩けるようになっています。廊下を歩けたり階段を上がれたり、建物の中を探検しているような気分になれるので、ぜひサイトで試してみてください。
前川さんの自邸といえば、〈江戸東京たてもの園〉(東京都武蔵小金井市)に移築復元された旧自邸が知られていますが、こちらは後年、前川さんが70歳を目前に建てたもの。年の離れた美代夫人に安心して暮らすことのできる住まいを残したいと、耐震性を考慮した鉄筋コンクリートの家を建てたといいます。
新自邸の延床面積は、旧自邸の約4.5倍と広くなっていますが、大まかな空間構成や特徴は、旧自邸を踏襲しているそう。旧自邸を訪れたことがある方なら、見比べてみるのも面白いかもしれません。
こちらは神奈川県・逗子にある、三井嶺さんによる個人住宅。
森の図書館と呼ばれる家には、数万冊におよぶ蔵書が納められています。湾曲した屋根は、この家のそばにある山から覆いかぶさる木々の枝をモチーフにしたのだそう。
こちらも、同じく神奈川県。葉山の海の近くにある個人住宅です。
建築家の尾形良樹さんがアートプロデューサー、金島隆弘さんの依頼を受け、古いマンションの一室をリノベーションしました。クライアントの希望は、膨大なアートのコレクションを内包できる家。
ダイニングの床を見ると、砂がひかれた土間になっています。ビーチへ頻繁に出かけ、アートの搬入・搬出や来客も多いことから、廊下からダイニング、ベランダまでを土足で行き来できるようにしたのだとか。ベッドルームやアート収納倉庫、リビングはフローリング張りでプライベートの動線として設計されています。
このプラットフォームを設立したのは、