都知事選「竹村健一アシスタント」対「メロリンQ」(日刊スポーツ)

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<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム> れいわ新選組の山本太郎代表(45)が東京都知事選(7月5日投票)への出馬を表明した。他にも候補者はたくさんいるが、現職の小池百合子都知事(67)との対決が注目だ。 政策論争が楽しみだが、芸能記者的には“元タレント”同士の対決だ。 小池知事は79年から85年まで日本テレビ系「竹村健一の世相講談」のサブキャスターを務めた。と書くと、堅苦しいようだが、同番組は日本テレビの朝の帯ワイドショー「ルックルックこんにちは」の1コーナーだった。つまり芸能スキャンダルやら、なべおさみ司会の「ドキュメント女ののど自慢」と一緒に放送されていた。 昨年7月に89歳で亡くなられた評論家の竹村健一氏がキャスターで、初登場時は26歳だった小池さんは、そのアシスタントという位置づけだった。番組に出演する政治家の偉いおじさんらのウケがいいのが印象的だったが、そこからキャスターとして実力を付けていった。 92年に日本新党から参院選に出馬して政治家に転じた。その後は、毀誉褒貶(きよほうへん)もあるが、機を見るに敏な活躍ぶりは見事だ。 一方、山本は高校1年生だった90年に、日本テレビ系バラエティー「天才・たけしの元気が出るテレビ!!(元テレ)」の「ダンス甲子園」に出場して人気者になり芸能界デビュー。翌年には役者デビューも果たした。 同番組からはX JAPAN、的場浩司、岡田准一などの大物を輩出しているが、素人時代で言えば山本も強烈だった。 海パンに水泳帽姿で、ぎこちなく、かつ微妙な動きから繰り出されるギャグ「メロリンQ~!」は、お茶の間を爆笑させた。90年に初めて日本テレビ担当を拝命して、最初の仕事が読者プレゼント用の「元テレ」グッズをもらいに行くことだった記者にとっては、懐かしいばかりだ。 その後は堅実な俳優業を続けていたが、11年に反原発運動を開始。12年には衆院選に出馬して落選したが、翌13年には参院選に出馬して当選。政界に大きなムーブメントを起こした。15年に「元テレ」の総合演出を担当していた、テリー伊藤さんをインタビューした時には「まさか、あのメロリンQが…」と驚いていた(笑い)。 「竹村健一のアシスタントVSメロリンQ」。今度の都知事選は、自分の中のテレビ史と照らし合わせながら、じっくりと政策を吟味しようと思っている。

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(2020/06/21)