藤井聡太七段、史上初4期連続優勝 師匠・杉本昌隆八段下し今期も本戦出場/竜王戦・3組ランキング戦決勝(ABEMA TIMES)

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 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が6月20日、竜王戦3組ランキング戦決勝で、師匠である杉本昌隆八段(51)に勝利し、史上初となる4期連続優勝を達成した。藤井七段は同時に、デビュー以来4期連続で本戦出場も決定。豊島将之竜王(名人、30)への挑戦権を得るべく、さらに先のステージへと進んだ。 【中継】師匠下し史上初の4期連続優勝  2年3カ月ぶり2度目の師弟対決で、確かな成長ぶりを注目の舞台で師匠に直接見せた。前回対戦時は六段だった藤井七段だが、この間にトップクラスの棋士との対局も数多く経験。今月、ヒューリック杯棋聖戦で史上最年少でのタイトル挑戦記録も樹立した実力を、ここでも発揮した。  気合の和服姿で登場した杉本八段との一局は、先手の藤井七段が居飛車、後手の杉本八段が四間飛車の対抗形になったが、対局開始から11時間が経過した午後9時に入っても本格的な戦いが始まらない、非常にじっくりした展開に。それでも小さなリードを維持しながら中盤に入ると、一気にギアを入れて持ち前の鋭い手を連発。あっという間に引き離す快勝で、2度目となる“恩返し”を果たした。  竜王戦と言えば、藤井七段にとっても思い出の場。加藤一二三九段(77)とのデビュー戦、史上最多の29連勝、最年少での七段昇段など、節目となる機会が多い場所でもある。今年は新記録の樹立とともに、竜王への挑戦にも例年以上に期待がかかる。対局後は師弟対決について「大きな舞台で対戦できるのを楽しみしていました」と語ると、杉本八段も和服について「竜王戦ランキング戦決勝ということと、相手が藤井七段ということで、私にとってはタイトル戦に近い感覚で指していました」と思いを打ち明けていた。  8つあるタイトル戦のうち、最高額を誇る竜王のタイトル。例年と同様であれば、3組優勝者は本戦で3連勝すれば挑戦者決定三番勝負にたどり着く。既にタイトルホルダーにふさわしい実力、成績を残している藤井七段が、最高峰の竜王位に向けてまた一歩、力強く前進した。  藤井七段の今後のスケジュールは、23日に王位戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢二冠(27)、28日には棋聖戦五番勝負第2局で渡辺明棋聖(棋王、王将、36)と、重要な対局が続々と控えている。

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(2020/06/20)